楽天、金融テクノロジーを対象に1億ドルのファンドを運用開始

　楽天は12日、新たに1億ドルの「Rakuten FinTech Fund（ラクテン フィンテック ファンド）」の運用を開始したと発表した。

　適切な戦略で投資対効果のあるビジネスを展開するスタートアップ企業や成長が著しい企業に対して世界規模で投資を行う。投資対象は、北米と欧州を中心とする金融とテクノロジーを融合させたFinTech企業。ロンドン、サンフランシスコ、ニューヨーク、ベルリンの企業に対する投資から始め、他の地域においても拡大する予定。

　楽天カード、楽天証券、楽天銀行、楽天生命などのFinTech事業と起業家の橋渡しをする役割も担う。同ファンドの運用は、マネージング・パートナーであるオスカー・ミエルがファンド・アドバイザーとして実施する。（記事：阪木朱玲・記事一覧を見る）