ホンダ、パキスタンで二輪車工場の生産能力を拡大 5,000万ドル投資

2015年11月2日 14:00

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 本田技研工業(ホンダ)のパキスタン二輪車生産・販売合弁会社であるアトラスホンダ・リミテッド(Atlas Honda Ltd.)は2日、パキスタンで稼働中のシェクプラ工場の生産能力を今後3年間で現行の60万台から120万台まで拡大すると発表した。

 アトラスホンダは現在、パキスタン南部カラチ市に年間生産能力15万台、北東部シェクプラ市には年間生産能力60万台の生産工場を保有している。このうちのシェクプラ工場で、2016年10月の稼働開始を目指して1ラインを増設し、その後段階的に能力の拡大を図る。ラインの増設と体質強化などを含めた3年間の総投資額は約5,000万ドル(約60億円)、新規雇用は約1,800名の予定。この能力拡大により、アトラスホンダの年間総生産能力は合計135万台となる見込み。

 パキスタンの二輪車市場は、総人口約1億9,000万人に対して、直近の数年は130万台前後で推移していたが、今年に入り急速なペースで成長しているという。今回の生産能力拡大により、AHLはさらなる成長が期待されるパキスタンの二輪車市場に対応していく。

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