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FF3ドアHBからRR5ドアHBへと大変身を遂げたルノーの末娘「トゥインゴ」
アライアンスを組むメルセデスのスマートとプラットフォームを共通としながら、フランス車らしいポップなデザインのトゥインゴ。一見すると2ドアに見えるが、隠されたドアノブのリアドアがちゃんとある。写真で紹介できないがエクステリア以上に内装は愉しげな仕上がり[写真拡大]
ルノーブースの主役は、いちばん小さなルノー車「トゥインゴ」だ。コンパクトスモールの世界で革命的なモデルとして絶賛を浴びた初代ツゥインゴがデビューしたのは、20年以上も前のことだ。
今回、東京モーターショーで日本初登場となった新型は、昨年のジュネーブショーで初公開された3世代目となる新型トゥインゴだ。メルセデス・ベンツのスマートと共同で開発され、従来のFF(フロントエンジン前輪駆動方式)のコンパクト3ドアハッチバック(HB)車から、RR(リアエンジン後輪駆動方式)の5ドアHB車に大変身となったモデルだ。
先代に比べて100mmほど全長が短くなったボディサイズは、全長×全幅×全高3620×1650~1660×1545mm。しかし、ホイールベースは2490mmと長くなって室内空間の拡大に貢献している。それは3ドアHBから5ドアHBへの変更にもつながり、格段に利便性がアップした。
プラットフォームやシャシーモノコックなどは、アライアンスを組むメルセデスのスマート「for four(フォーフォー)」と共通だが、内外装はトゥインゴ独自のポップで軽快なデザインとなっている。新型ルノー トゥインゴの形は、可愛らしさと同時に、安定感も感じさせる。その一方で、小型車の持つ活発さといった特徴は、すぐにルノー トゥインゴとわかるライトの配置によって、さらに強調されている。 新型ルノー・トゥインゴの特徴でもある大きなガラスのハッチは、リアのライトがリアゲートと一体化され、そのリアスタイルに現代的な印象を与えることに成功したといえるだろう。
本国で搭載するパワーユニットは、1リッター直列3気筒エンジンと0.9リッター直列3気筒ターボエンジン2種。トランスミッションは5速マニュアルと2ペダルの6速DCTが組み合わされる。
今回、東京モーターショーで展示したモデルは、日本導入予定の最高出力66kW/5500rpm、最大トルク135Nm/2500rpm を発生するターボバージョンの0.9リッター直列3気筒エンジンに2ペダル6速エフィシェントクラッチを組み合わせたモデルだ。
今回、プレスデーの展示車両は、ジャパンプレミアで参考出品となる新型ルノー・トゥインゴ6色/6台(全6色)の展示となり市販モデルの展示はなかった。一般公開日には、1.6リッターターボエンジン搭載のルーテシア・ルノー・スポール・トロフィーやメガーヌ・ルノー・スポールCUP-Sなども展示されるという。(編集担当:吉田恒)
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