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日産、高速道から一般道までの自動運転の公道テストを開始
導入される実験車両(日産自動車の発表資料より)[写真拡大]
日産自動車は29日、高速道路や一般道を含むルートを目的地まで自動運転で走行する実験車両での公道テストを開始したと発表した。
今回の実験車両は、実際の交通環境で検証を行い、市販化に向けたシステムの信頼性向上を図ることを目的に開発したもの。今後日本だけでなく、海外での公道テストも実施する。同車両は電気自動車「日産リーフ」をベースに、ミリ波レーダー、レーザースキャナー、カメラなど特長の異なる複数のデバイス、高速チップ、専用のHMIなどが搭載されており、ハイウェイだけでなく一般道を含んだルートにおいて、ナビゲーションシステムで設定した目的地まで自動走行することができる。
一般道での自動運転を可能とするため、新たな技術を開発した。一つは世界最先端の小型・高性能な量産試作段階のレーザースキャナー。高精度な3次元計測により、車両周囲の物体との距離を正確に把握しながら安全に走行することができる。もう一つは、遠方までの360度視野を持つ8カメラシステムで、交差点やきついカーブ路を走行するときにクルマの進む方向を的確に決めることが可能となった。
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