日立、インドのパワーエレクトロニクス製品会社を完全子会社化

2015年10月27日 15:56

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 日立製作所は27日、インドでパワーエレクトロニクス製品の製造・販売を行う子会社である日立ハイレル・パワー・エレクトロニクスの全株式を取得し、完全子会社化したと発表した。自然エネルギー利用の急激な拡大などでパワーエレクトロニクス製品の需要増大が見込まれることから、パワーエレクトロニクス製品事業の拡大を図るという。

 日立制作所によると、日立と日立ハイレル社は今後より緊密な一体運営を行う。日立グループの持つ顧客基盤や販売・サービスネットワークを日立ハイレル社で最大限に活用するほか、日立ハイレル社の研究開発・設計・製造体制の強化による製品競争力の向上や応用分野の拡大を図り、さらなる事業強化をめざすという。

 日立ハイレル社は設立が1984年、資本金が4億8,000万ルピー(約8億9,000万円)。

 日立の執行役常務インダストリアルプロダクツ社社長の青木優和氏は、「日立ハイレル社の製品競争力のさらなる向上を図り、成長市場として期待されるインドでのシェア拡大を目指す。さらに、グローバル展開に向けた事業拠点として、パワーエレクトロニクス製品の事業強化を進めていく」とコメントしている。

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