日産と兼松、米国でのEVの行動範囲拡大実証を受託

2015年10月21日 15:09

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実証事業のイメージ図(日産自動車の発表資料より)

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 日産自動車と兼松は21日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が米国カリフォルニア州の北部都市圏で実施する電気自動車(EV)の行動範囲拡大実証事業の委託先に選定されたと発表した。

 実証事業は、急速充電器を整備してEVの行動範囲を都市間移動に拡大することを目的に実施する。カリフォルニア州で実証事業を行うことで、EVのさまざまな行動パターンデータを集積し、調査・分析・研究を通じて、EVの普及と利用拡大モデルの確立を図る。
 
 日産と兼松が2014年12月から15年6月までに行った調査結果がNEDO事業化評価を経て正式に委託先として選定されたもの。NEDOと米国カリフォルニア州の経済促進知事室(GO-Biz)との間で合意された基本協定に従って、日産が実証研究代表者として全体を取りまとめ、兼松とともに実証事業を実施する。

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