三菱電機、自動運転の近未来コンセプトカーを発表

2015年10月15日 05:25

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EMIRAI3 xAUTO」のイメージ画像(三菱電機発表資料より)

EMIRAI3 xAUTO」のイメージ画像(三菱電機発表資料より)[写真拡大]

 三菱電機は14日、予防安全(自動運転)コンセプトカー「EMIRAI3 xAUTO(イーミライスリーエックスオート)」を開発したと発表した。GPS(衛星利用測位システム)などを搭載し、自動運転や交差点の死角なども察知して安全運転できるのが特長という。

 衛星から情報を受信するアンテナのほか、監視カメラや赤外線カメラ、超音波センサーなどを搭載した。夜間の衝突事故を防いだり、渋滞に巻き込まれても車間距離を認識して事故防止につなげる。

 同社では今後、2020年以降にさらに安全・快適な自動運転を実現していくという。安全技術の展開例として「リモコン式自動駐車」「夜間対応自動ブレーキシステム」「自動車線維持システム」「路車・車車連携通信を活用した合流支援」が挙げられた。

 リモコン式自動駐車では、周辺監視・駐車区画認識・車両誘導技術により駐車を自動化する。夜間対応自動ブレーキシステムでは、ミリ波レーダーの物体識別と高度なセンサー統合技術や遠赤外線カメラ技術で高精度に夜間歩行者検知などを行い衝突を回避する。

 自動車線維持システムは、全車速対応車間維持制御技術などにより車線を維持し、白線の見えにくい渋滞時には前を走る車に自動で追従する。路車・車車連携通信を活用した合流支援では、情報通知や自動減速を行い本線への安全な合流を支援する。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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