【狙い場・買い場】ピックルスコーポレーション動き好転、「ご飯がススムキムチ」好調、今期2ケタ増益

2015年10月14日 09:31

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 ピックルスコーポレーション<2925>(JQS)は、ミニゴールデンクロスを示現。6-8月期決算好調で割安感があり注目したい。

 同社は、全国の製造・販売拠点を活用した営業活動、CMなどの広告宣伝活動及び売場提案などの販売促進活動を積極的に実施し、既存得意先への拡販や新規取引先の開拓を行っている。製品開発面では、「ご飯がススムキムチ」のリニューアル、(株)湖池屋監修の「ご飯がススム カラムーチョキムチ」及び大人気キャラクター「ふなっしー」とのコラボキムチ「ご飯がススム ふなっしーの梨キムチ」などの開発を行い、販売を開始。また、国産野菜の調達方法の多様化や国産野菜の産地における生育状況や取引価格動向などの情報収集の強化を目的として、県西中央青果(株)を6月に子会社化している。

 今2016年2月期・第2四半期累計実績は、売上高157億3600万円(前年同期比11.4%増)、営業利益6億3300万円(同6.5%減)、経常利益6億5600万円(同8.6%減)、純利益4億8800万円(同80.9%増)に着地。原料産地の日照不足などの天候不順により、主要な原料野菜である白菜や胡瓜などが高騰し、3-5月期営業利益は2億6900万円(前年同期比29.8%減)だったが、「ご飯がススムキムチ」などのキムチ製品や惣菜製品が好調に推移し、6-8月期営業利益は3億6400万円(同23.8%増)と上向いている。

 通期業績予想は、売上高281億5000万円(前期比5.0%増)、営業利益12億0700万円(同14.3%増)、経常利益12億4300万円(同13.2%増)、純利益7億0100万円(同39.3%増)と最高純益更新を見込んでいる。年間配当は期末一括15円継続を予定している。

 株価は、5月8日につけた年初来高値1411円から8月25日の安値950円まで調整。その後は1000円どころを下値にモミ合っていたが、ミニゴールデンクロスを示現し、出直っている。同社は中長期的な成長目標として、売上高500億円の達成を目指しているが、特長である野菜原料の強みを活かした新商品を投入や、浅漬・キムチのコラボレーション商品について積極展開の継続で成長が続く見通し。24か月移動平均をサポートラインに、長期上昇トレンドを堅持。今期予想PER8倍台・PBR0.77倍と割安感があり、中長期で注目したい(N)。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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