のっぽになっただけじゃない?フィアット500にSUVモデル登場

2015年10月10日 22:33

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記事提供元:エコノミックニュース

FCAジャパンは、同社が展開するフィアット・ブランドとして初のスモールSUVである新型「フィアット500X」を、10月24日より販売を開始する。このモデルは、「フィアット500」が2008年に日本に導入されて以来、“500ファミリー”としての初めての新モデルだ。

FCAジャパンは、同社が展開するフィアット・ブランドとして初のスモールSUVである新型「フィアット500X」を、10月24日より販売を開始する。このモデルは、「フィアット500」が2008年に日本に導入されて以来、“500ファミリー”としての初めての新モデルだ。[写真拡大]

 FCAジャパンは、同社が展開するフィアット・ブランドとして初のスモールSUVである新型「フィアット500X」を、10月24日より販売を開始する。

 このモデルは、「フィアット500」が2008年に日本に導入されて以来、“500ファミリー”としての初めての新モデルだ。1957年に誕生した先代500のDNAを引き継いだエクステリア・インテリアデザイン、そしてブランドとして初めて四輪駆動/9速ATという新たな選択肢ができたわけである。

 また、国内の輸入車のうち四輪駆動のSUVモデルとして最も安価で、前輪駆動モデルなら200万円台からという価格設定も魅力的だ。

 500Xは現行のフィアット500と、50年代のクラシックな500両方のデザイン要素を巧みに取り込んでいる。先代500を明確に想起させるのは、丸みはあるもののよりダイナミックな形になり力強さを加わったヘッドライトおよびその下のハイビーム。

 側面に回り込み、プレスラインを持つボンネットも先代500の要素を受け継いでいる。クラシックな台形の鼻先、および中央にエレガントなクロームの口ひげを配したフロントエンドも同様だ。ブラックのロアーグリルは、現行フィアット500に採用されたデザインで「やさしい顔立ち」を与えると同時に堅牢性と強い性格を表現している。

 先代500は、1957年に発売、以後1977年まで20年間の長期に渡り生産された4人乗りの小型自動車である。空冷エンジン、RRを採用し、全長×全幅×全高は2970×1320×1325mmとなっている。自動車ファンにはイタリア語で500を意味するチンクェチェント(Cinquecento)の呼称で呼ばれることが多い。またこのモデルは、「ルパン三世」でルパンが乗っていたことでも知られる。

 先代と比べると、実に300mmも高くなった500X。でも、のっぽになっただけではなく、今の時代だからこその強いアイデンティティを持ったモデルだ。価格は282万円から334万8000円。(編集担当:久保田雄城)

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