トヨタ、首都高で自動運転のデモ走行を実施―20年の実用化目指す

2015年10月7日 00:05

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「Highway Teammate」による高速道路での実験走行時の状況(写真:トヨタ発表資料より)

「Highway Teammate」による高速道路での実験走行時の状況(写真:トヨタ発表資料より)[写真拡大]

  • 「Mobility Teammate Concept」の ロゴ(写真:トヨタ発表資料より)
  • 「Highway Teammate」による高速道路での実験走行時の状況(写真:トヨタ発表資料より)
  • 「Highway Teammate」による高速道路での実験走行時の状況(写真:トヨタ発表資料より)
  • 「Highway Teammate」による高速道路での実験走行時の状況(写真:トヨタ発表資料より)
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  • 「Highway Teammate」による高速道路での実験走行時の状況(写真:トヨタ発表資料より)
  • 「Highway Teammate」による高速道路での実験走行時の状況(写真:トヨタ発表資料より)
  • 「Highway Teammate」による高速道路での実験走行時の状況(写真:トヨタ発表資料より)

 トヨタは6日、開発中の自動運転実験車(Highway Teammate)を使い、首都高速道路で自動運転のデモ走行を実施したと発表した。同社は、自動運転を2020年頃に実用化することを目標に研究開発を加速するとしている。

 同社によると、自動運転実験車は「Lexus GS」をベースに改造したもので、自動車専用道路で入口ランプウェイから出口ランプウェイまで自動走行できる。今回、実際の交通状況に応じて車載システムが適切に自動車専用道路での合流、レーンチェンジ、車線・車間維持、分流などを実現した。

 具体的には、ETCゲート通過後の入口ランプウェイ内で、ドライバーのスイッチ操作により自動運転に切り替わり、自動走行を開始。車載システムは、高精度地図情報との照合により自車両の位置を高い精度で把握。また、周辺障害物や周辺車両の状況を、車両の各所に搭載した複数のセンサーで認識し、目的地に応じたルート選択やレーン選択を行う。

 これらの入力情報に基づき、自動運転実験車は、人が運転するかのようにハンドル、アクセル、ブレーキを自動で操作。これにより自動車専用道路でのジャンクションの分流、その後の合流、出口に向けたレーンチェンジ、車線・車間維持などを安全かつ、スムースに実現する。

 同社は、これまで取り組んできた自動運転の考え方を「Mobility Teammate Concept」と命名し、今後広く使用していくという。「Mobility Teammate Concept」とは、人とクルマが同じ目的で助け合う気持ちを持った仲間のような関係を築く同社独自の自動運転に対する考え方である。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

■トヨタ自動車の自動運転技術の紹介映像

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