タカラバイオ、IDファーマとiPS細胞技術実施許諾契約

2015年10月1日 04:22

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 タカラバイオは30日、IDファーマと、IDファーマの持つセンダイウイルスベクターを用いたiPS細胞作製技術に関する実施許諾契約を締結した。同社は、契約に基づきiPS細胞誘導キット「CytoTune-iPS」を用いて研究用iPS細胞などの受託製造を行うこと、および同キットを用いて作製した研究用iPS細胞ならびに分化細胞の開発・製造・販売を行うことに関する全世界における非独占的実施権を取得する。

 タカラバイオグループは、すでにiPSアカデミアジャパンよりiPS細胞の作製に関する特許実施許諾を受け、iPS細胞およびiPS細胞由来分化細胞の作製に関するビジネスを行っている。

 今後、センダイウイルスベクターによるiPS細胞作製サービスを展開するとともに、同技術を利用したiPS細胞や分化細胞の新製品開発を進める予定。

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