トヨタ、ウェルキャブに助手席回転チルトシートモデルを設定

2015年9月25日 05:08

印刷

ポルテ ウェルキャブ 助手席回転チルトシート車 F“Aタイプ”〈オプション装着車〉(トヨタ自動車の発表資料より)

ポルテ ウェルキャブ 助手席回転チルトシート車 F“Aタイプ”〈オプション装着車〉(トヨタ自動車の発表資料より)[写真拡大]

  • シエンタ ウェルキャブ 助手席回転チルトシート車 X “Bタイプ”〈オプション装着車〉(トヨタ自動車の発表資料より)

 トヨタ自動車は24日、ウェルキャブ(メーカー完成特装車)に、簡単操作で助手席を回転させ、座面を傾けることで乗降をよりスムーズにサポートする助手席回転チルトシート車を開発し、シエンタ、ポルテ、スペイドに新たに設定したと発表した。12月下旬から発売する。

 新モデルの特徴は、乗降時に座面の前側を下げることにより、足の着地をサポートすること。また、乗降時のヒップポイントを高い位置にすることで、座る・立つの動作を容易にするとともに、介助者の負担も軽減するとともに、座面のチルト機構によりシートが車外に出る部分を最小とし、駐車場などでの乗降時に必要なスペースを縮小した。車両の横に45cmのスペースがあれば乗降が可能となる。

 また、シエンタには「車いす仕様車」にタイプⅢを追加設定した。従来の車いす仕様車タイプⅠの仕様に新開発の助手席回転チルトシートを標準装備している。メーカー希望小売価格(税込)は、シエンタが190万9,000円~249万9,709円。ポルテ・スペイドが181万円~204万218円。

関連記事