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現代ビジネスパーソンの4割は「9月病」、男性よりも女性に多く
今年12月から、従業員50人以上の企業を対象に「ストレスチェック」の実施が義務付けられる。改正労働安全衛生法の施行によるもので、精神的に不調を抱える「リスク」の高い社員を早期に発見し、医師による面接指導につなげてメンタルの不調を防ぐ狙いがある。
GAGA・ストレス研究センターが、10~60代の全国男女1200人を対象に「ストレスを感じるかどうか」聞いたところ、45.1%がストレスを感じており、職業別では「ビジネスパーソン」(49.5%)のストレス率が最も高かった(15年9月7日公表)。
「月別」のストレス度を見ると、9月は42.4%と、10月(31.4%)や11月(31.9%)と比べ10ポイント以上も高くなっている。職業別では「ビジネスパーソン」のストレス度が46.5%と高く、性・職業別で見ても「働く男性」(47.5%)と「働く女性」(44.2%)で、9月にストレスを感じる割合が最も多かった。秋は過ごしやすい季節だが、ストレスの多いビジネスパーソンにとっては特に、季節の変わり目の温度変化に体がついていけず、だるく疲れやすい時期でもある。さらに、夏休みモードからの切り替えができず、バランスを崩しやすい時期のため、心身ともにストレスがかかりやすいのだ。
こうした状態をGABAでは「9月病」と定義付け、その実態を探るべく「20~40代の働く男女」1800人を対象に再度、調査を行った。その結果、4割のビジネスパーソンが「9月病の実感がある」と回答。「9月病」経験者の内訳は、男性(46.2%)より女性(53.8%)の方がやや多く、20代女性が19.6%と最多を占めている。職位別では「一般職」(55.8%)に多いこともわかった。「9月病」の具体的な症状には、「疲労感」(79.9%)や「無力感」(62.5%)が多く、次いで「不安や焦燥感」(38.9%)、「イライラする」(34.8%)、「頭痛」(30.8%)などがあげられた。
原因は「夏バテ」(65.4%)が最多で、「気温の変化による体調不良」(42.5%)と、夏の暑さによる季節的な要因が大きいようだ。一方、「夏休みボケ」(25%)や「休暇中に色々なことを考えてしまった」(20.9%)、「夏の楽しかった思いでが名残惜しくて」(13.6%)など、休み明けのネガティブ思考も目立つ。また、「上期末だから」(19.3%)や「急に仕事が忙しくなったから」(19.3%)など、仕事理由によるものもみられた。「9月病かな?」と思ったら、無理せず休むのも必要だ。(編集担当:北条かや)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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