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Googleルーター「OnHub」は、スマートホーム戦略に向けた“トロイの木馬”?
taraiok 曰く、 先日、Googleが発表を行った家庭用のWiFiルーター「OnHub」だが、この製品に対するレビュー記事が海外で出始めている(Ars Technica、THE VERGE、Slashdot)。
OnHubでは通常複数用意されているイーサーネットポートが1個しかなく、ほぼ無線LAN専用のルーターとなっている。搭載されているのはクアルコムのデュアルプロセッサ「IPQ8064」(1.4GHz)、1GBのRAM、ストレージ容量が4GBという組み合わせだ。
管理画面については、Bluetooth経由でペアリングしたモバイルデバイスから専用アプリケーションを通じて設定する仕組み。設定自体は従来のルーターよりも簡単。THE VERGEのレビューアーによると、従来使っていたASUS製ルーターRT-AC66Uでは、中継器なしで2階建てオフィスの地下まで電波を飛ばすことはできなかった。しかし、OnHubでは中継器なしで地下室で4Kビデオをストリーミングするのに十分な帯域幅とスループットを確保できたとしている。ただし、Ars Technicaのテストでは、ASUS製ルーターRT-AC68Uのほうがファイル転送速度は高速でだったとしている。
また、レビューでは「OnHubはスマートホーム製品に向けたGoogleの新しいハブだ。現在のところWi-Fiルータとして利用できるが、明日はどんな製品に化けているかわからない。そういう意味ではGoogle製のトロイの木馬とも言える」と、その今後についての危機感についても述べられている。
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