英BBC、93年続いた英国気象庁との天気予報の提供契約を打ち切りへ

2015年8月28日 17:02

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 英国気象庁は国営放送BBCに対し、一世紀近くの間天気予報を提供してきた。しかし93年目の今年、その契約が打ち切られることになったそうだ。BBCはNHKの受信料と同じく、全視聴世帯から視聴料を徴収するライセンス制度を採用している。ライセンス料金支払いにふさわしい「最高の価値」を確保しつつ、複数企業に競わせることでコスト削減などを行うことというのがBBC側の趣旨であるようだ(guardianSlashdot)。

 いっぽうの気象庁側は、「予測精度は世界一であり、人々は我々の予報を信頼してくれている。BBCの決定には失望した」とコメント。1922年11月14日から続いたBBCとの関係が終わったとした。

 ちなみに東洋経済の記事によると、英国議会ではBBCの料金制度見直しが検討されてるそうだ。今回の件は、それに対する嫌がらせも含まれているのかもしれない。The guardianの記事ではライセンス料金について触れていたり、制度改正側の保守党議員のコメントを取っているあたりからそんな気がするのだが、考えすぎだろうか。

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