「固定価格買い取り制度」を使って調達した電力は「グリーン電力」をうたえない

2015年7月16日 18:42

印刷

記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 来年には電力小売りが全面的に自由化され、太陽光や風力と行った再生可能エネルギーを使って発電された電力を販売する事業者も登場するようだが、こういった電力について、「固定価格買い取り制度」を使って調達した場合は「グリーン電力」や「きれいな電気」などとしては売れない、という方針が示された。

 固定価格買い取り制度は通常の電気料金よりも高い固定価格で電力を買い取る仕組み。発電コストが割高である再生可能エネルギーを普及させるための仕組みだが、買い取りを行った小売り事業者には資金の補填が行われるために「グリーン電力」を売り文句に使ってはならない、ということのようだ。なお、買い取り制度を使わずに調達した場合はコストは増えるが「グリーン電力」をうたうことが可能とのこと。

 スラドのコメントを読む | ハードウェアセクション | ハードウェア | 電力

 関連ストーリー:
ソフトバンク、東京電力と提携して割引サービスを提供へ? 2015年04月28日
再生エネルギーの普及に向けて注目される「流動電池」や「圧縮空気蓄電池」 2015年04月21日
ハウステンボスに「変なホテル」開業へ 2015年01月29日
電力会社による再生可能エネルギーの新規買取、次々と中止に 2014年10月03日
東電、企業向け電気料金の値上げ引き上げを発表。家庭向けも検討 2011年12月26日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連記事