Jフロントと千趣会、客層の異なる商品を店舗と通販で相互に販売

2015年7月2日 18:40

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 百貨店の大丸、松坂屋を傘下に持つJ.フロント リテイリングと千趣会は、資本業務提携契約締結を行った一環として、大丸・松坂屋の店舗と、千趣会の通信販売の両方で、お互いの商品を購入しやすい価格(3~5割引。一部商品は定価)で販売すると発表した。

 今回はトライアルとして実施するが、今後は、認知の促進を図り、顧客の反応などを検証して、本格的な相互販売を進めて行く方針という。業務提携の成果を早期に実現するために、来店やアクセスが増えるクリアランスセールや夏休みに合わせて行うという。

 大丸・松坂屋の店舗で販売する千趣会の商品は、千趣会のプライベートブランドのうち、大丸・松坂屋とターゲットが重なる婦人靴ブランド商品や婦人服・子供服、家具・インテリア雑貨。商品によって、常設の売場で販売するほか、特設売場で期間を限定して販売する。なお、開始時期は商品や店舗によって異なる。

 千趣会のWEBサイト「ベルメゾンネット」では、「大丸松坂屋百貨店特集」のページを新たに設け、今月8日から大丸、松坂屋百貨店の商品を販売する。主な商品は、大丸・松坂屋のプライベートブランド・取扱商品のうち、ターゲットが重なる婦人靴ブランドの商品や、紳士ワイシャツのブランド商品、寝具など。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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