「副業」しているビジネスパーソンは14%「会社に許可を取っている」人はどれくらい?

2015年6月25日 16:59

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記事提供元:エコノミックニュース

 ネットで気軽に「副業」を始める人が増えている。ここ数年でスマホが普及し、特定のサイトを介して個人が仕事を請け負う「クラウドソーシング」も拡大。着なくなった衣類などを、簡単に売ることができる「フリマアプリ」の流行も相まって、副業はますます身近なものとなっている。

 モバイルに特化したマーケティング調査を手がけるMMD研究所が今年6月、ビジネスパーソン7724人を対象に「現在副業をしているか」聞いたところ、「副業をしている」人は14%と、7人に1人いた。「副業はしていない」人は86%。ほとんどの人は、企業の「副業規定」が気になったり、仕事が忙しすぎたりして「とても副業どころではない」のが本音だろう。

 副業をしている人(14%)を対象に、どのようなジャンルか複数回答で聞いたところ、「インターネットを使った副業」が49.4%と最も多く、次いで飲食業が7.7%、販売業が7.4%と続いた。ウェブでの調査なので、ある意味では当然ともいえる結果だ。

 ネットを使って副業している人に方法を聞いたところ、トップは「株式投資(23.7%)」、「アフィリエイト(23.1%)」、「FX(20.1%)」だった。また、最近話題となっている「クラウドソーシング」による副業も、17.9%を占めている。

 副業をしている人を対象に、勤務している会社に副業の許可を取っているか聞いたところ、「許可を取っている」と回答したのは14.9%と少数派だった。一方「許可を取っていない」人は40.6%、そもそも「許可を取る必要がない」も44.4%いた。ネットオークションでの「お小遣い稼ぎ」程度であれば、あえて会社に申し出る必要もない、という人も多いのだろう。

 ちなみに「副業での収入」について聞いたところ、最多は「2~5万円以内」で18.5%だった。全体の76.4%が、副業での収入は「5万円以下」。一方で、高額の「10~20万円以内」は5.4%、「20~50万円以内」は3.6%、「それ以上」の回答も1.7%いる。「10万円以上」と回答した人の合計は1割以上だった。ネットオークション等であれば、気軽に始められる。これからも「副業」をする人は増えていくだろう。(編集担当:北条かや)

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