サタケ、豪州の穀物サイロメーカーを5.7億円で買収

2015年6月23日 15:21

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Denny's社製のサイロ(施工実施例) (サタケの発表資料より)

Denny's社製のサイロ(施工実施例) (サタケの発表資料より)[写真拡大]

 サタケとオーストラリアのバルクハンドリング設備(穀物サイロなど)のメーカーDenny's Engineering & Welding Pty.Ltd.は23日、サタケの子会社であるサタケオーストラリア(SAU)がDenny's社を600万豪ドル(約5億7,000万円)で買収することについて合意したと発表した。

 今回、SAUは販売品目の拡充のため、バルクハンドリング設備のメーカーであるDenny's社に買収提案を行い、鋭意交渉にあたった。SAUとDenny's社は円滑に交渉が進み、両社がともにメリットを享受できると判断し、Denny's社も買収に合意した。

 買収によって、SAUがDenny's社の全株式を取得し、Denny's社がSAUの完全子会社となる。買収総額は600万豪ドル(約5億7,000万円)。Denny's社はこれまで通り事業を継続し、従業員もそのまま雇用。7月初旬より新体制に移行する。

 SAUの子会社化により、ニューサウスウェールズ州、タスマニアやニュージーランド国まで商圏を拡大することが可能になる。さらに、近隣の東南アジアの大型精米設備へのサイロ輸出も視野に入れているという。Denny's社は3年後の2018年に、現在の700万豪ドル(約6億7,000万円)の売上を1300万豪ドル(約12億4,000万円)に向上させる計画である。

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