政府機関からユーザーのデータを保護する姿勢に関するEFFの年次リポート、WhatsAppが最低評価

2015年6月20日 15:13

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記事提供元:スラド

EFFは17日、IT企業がユーザーのデータを政府機関の干渉・監視から保護する姿勢を評価したリポート「Who Has Your Back?」の2015年版を発表した(The Guardianの記事9to5Macの記事TNW Newsの記事)。

このリポートで評価されるのは、 業界で認められたベストプラクティスに従っているか 
 ユーザーに政府からのデータ要求を知らせているか 
 データ保持に関するポリシーを開示しているか 
 政府からの削除要求を開示しているか 
 バックドアに反対しているか の5点で、合格した項目について星が与えられる。今回はAdobe、Apple、Credo、Dropbox、Sonic、Wikipedia、WordPress.com、Yahoo(USA)が星5つを獲得した。

TwitterとFacebookは星4つを獲得しているが、Facebookの子会社であるWhatsAppは最も評価が低く、獲得した星は1つのみ。バックドアへの反対以外はすべて不十分とされている。また、MicrosoftやGoogle、Amazon.comは星3つにとどまる。Microsoftの場合はデータ保持に関するポリシーの開示と政府のデータ削除要求に関する情報開示が不十分と評価されており、GoogleとAmazonは政府のデータ要求に関するユーザーへの告知とデータ保持に関するポリシーの開示が不十分と評価されている。

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