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東京メトロと東武、日比谷線向けに共通仕様の新型車両を導入
東京地下鉄(東京メトロ)と東武鉄道は17日、東京メトロ日比谷線・東武伊勢崎線(東武スカイツリーライン)向けに「東京メトロ13000系」と「東武鉄道70000系」を来年度から導入すると発表した。
両新型車両は現行の東京メトロ03系と東武20000系を置き換えるため、来年度から2019年度にかけて導入する。製造は近畿車輛(大阪府東大阪市)で行われる。
車両のデザインは、東京メトロ13000系はこれまでの03系などのイメージを踏襲しつつ、より近未来的なデザインにし、東武70000系は20000系の「ロイヤルマルーン」の帯色をもとに、「赤」と「黒」の2つの原色に変更し、先鋭的なカラーリングにしたという。
車両はデザインなどを除いて、仕様を両社で共通化する。これまで、片側3扉もしくは5扉と、車両によって異なっていた1両当たりの扉の数が片側4扉に統一する。また、1両当たりの長さが現在の約18mから約20mに伸ばす反面、1編成当たりの両数を8両編成から7両編成へと短くする。
車内設備では、1人当たりの座席幅はこれまでより1~3cm広い46cmにするほか、荷棚高さは170~175cmに、吊手高さは158cmに下げる。また、各扉上に多言語での情報表示ができる17インチ液晶画面を3つ設置。さらに、各車両に車いすやベビーカーに対応したフリースペースを設ける。
車両の走行装置には、永久磁石同期モーター(PMSM)を採用し、現行車両よりも消費電力を約25%減らすという。また、操舵できる台車にすることで、カーブ通過時の騒音を減らすという。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る)
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