パイオニア、バックミラー型のテレマティクス端末 勤怠管理や安全運転支援

2015年6月18日 11:29

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ミラー型テレマティクス端末の取り付けイメージ(写真:パイオニア発表資料より)

ミラー型テレマティクス端末の取り付けイメージ(写真:パイオニア発表資料より)[写真拡大]

  • ドライブレコーダー利用時の画面イメージ(写真:パイオニア発表資料より)

 パイオニアは17日、LTE通信モジュールを搭載したミラー型テレマティクス端末を7月に発売すると発表した。

 同端末は、自動車に通信システムを利用してリアルタイムにさまざまな情報サービスを提供する機器である。ハーフミラータイプの5型静電式タッチパネル付き液晶を搭載し、幅広い車種への取付が可能で車のバックミラーに簡単に取り付けられる。大がかりなシステム構築を必要としないので導入コストを抑えることができる。

 高速・大容量・低遅延のLTE回線を使って常時ネットワークに接続し、クラウドサービスを活用した業務指示や車両の動態管理をリアルタイムで行える。これにより、運行の効率化、指示伝達の徹底など運行のサポートができる。また、カメラ映像のアップロードによる遠隔での状況確認など次世代型テレマティクスサービスへの活用も可能である。

 広角車載フロントカメラを内蔵しているので、ドライブレコーダーとして使用できるほか、独自の画像センシング技術によるレーン移動検知/前方車両発進検知を画像と警告音で通知する。また、GNSS(全地球型測位システム)による自車位置の捕捉、内蔵センサーによる危険運転検知などの運転支援サービスでドライブをサポートする。利用者が独自のサービスをアプリケーションとして搭載し、ネットワーク経由で機能の拡張やバージョンアップができるなど、幅広い業務用途での活用ができる。

 また、同社が今春から展開する業務車両向けテレマティクスサービス「ビークルアシスト」の端末として使用すれば、動態管理に加え、日報・走行軌跡レポート・運転評価レポートの作成やドライバーへのメッセージ送信・読み上げなど、より高度な「運行管理」と「運行支援」サービスが利用できる。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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