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米ハイテク起業大手ら、暗号化巡り大統領に嘆願書を出す
あるAnonymous Coward 曰く、 米大手IT企業などが所属する米情報技術工業協議会(ITI)と米ソフトウェア情報産業協会(SIIA)は2015年6月9日、消費者のプライバシーを保護するための暗号化システムにバックドアの設置などを強要しないよう「強い言葉で表現」された嘆願書をバラク・オバマ大統領に送ったという(Reuters、ITPro、THE STACK、theguardian、ロイター、Slashdot)。
両団体は「暗号化を弱めることを義務付ければ、技術製品およびサービスが犯罪者など悪意のある者に対して脆弱になるだけでなく、技術製品およびサービスへの消費者の信頼が損なわれる」と説明。暗号化の効果を妨げるような政策や提案を検討しないよう大統領に強く求めたという。
FBIのテロ対策部門のアシスタントディレクター、マイケルB.シュタインバッハ氏は先週、ISISのメンバーは今でも暗号化されたテキストメッセージのアプリを使用していると主張、プライバシー保護がテロから安全と自由を守ることを上回ることはないと述べたという。
オバマ政権は、テロなどを未然に防ぐため、セキュリティの質を維持したまま、捜査機関が暗号化したデータを解読できるシステムを開発するようハイテク業界に求めているが、これまでのところ具体的な規制や法案は提出していない。
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