じぶん銀行、スマホを使った認証サービスを提供―不正送金被害を防止

2015年6月15日 16:35

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トランザクション認証機能を組込んだ銀行取引アプリのメニュー一覧(じぶん銀行の発表資料より)

トランザクション認証機能を組込んだ銀行取引アプリのメニュー一覧(じぶん銀行の発表資料より)[写真拡大]

  • 「スマホ認証」承認画面(振込先が赤い文字で表示される)(じぶん銀行の発表資料より)

 じぶん銀行は15日、14日より「じぶん銀行スマートフォンアプリ」において、インターネットバンキングによる不正送金被害を防止するための新しい認証サービス、「スマホ認証サービス」の提供を開始したと発表した。「トランザクション認証機能」を、銀行取引用のスマートフォンアプリに組込んだ認証サービスの提供は邦銀初だという。Androidスマートフォン向けに提供開始したが、iPhone向けにも近日中にサービスを提供するという。

 「スマホ認証」で採用している「トランザクション認証機能」とは、ユーザーが入力した取引内容を含んだワンタイムのパスワードを生成して認証するもの。送金先を書換えるなどの不正が行われた場合に検知できる最も強固なセキュリティ対策の一つである

 振込みなどの重要な取引の際に利用できる。取引確定前に、同行アプリに表示された取引内容をユーザーに確認してもらい、承認した取引だけを実行する。これにより、第三者の成りすましによる不正アクセスや、インターネットバンキングの不正送金指示で見られるマン・イン・ザ・ブラウザ攻撃による取引内容の改ざんによる被害を防止できるとしている。

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