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TeslaやSpaceXなどは政府の補助金に支えられている
taraiok 曰く、 テスラモーターズやSpaceX、ソーラーシティといった先進的な企業を運営する起業家イーロン・マスク。彼はこうした企業を立ち上げることに成功したが、その多くは政府の補助金を得ることによって成立しているという(Los Angeles Times、CNN、過去記事、Slashdot)。
Los Angeles Timesがまとめたデータによると、政府支援額は3社合計で推定49億ドルに登る。同氏の新興帝国を支えているのは、減税、割引ローン制度、環境補助といったあらゆる官民資金調達モデルにある。こうした中には、ソーラーパネルや電気自動車のバイヤーに対する税額控除やリベートも含まれているという。
今のところソーラーパネルや電気自動車は裕福な顧客のためのニッチ製品のままだ。前述の公共補助金が切れる前に、開発コストを大幅に削減し、実用的な量産製品を販売できるかが、イーロン・マスク帝国の成否につながることになるだろう。現在のところテスラモーターズやソーラーシティは純損失を出し続けており、ビジネスとしては成功していない。にも関わらず、両社の株価は上昇を続けている。先日もバッテリベースのエネルギー貯蔵技術を発表したが、この事業も1.26億ドルのカリフォルニア州による補助金を受けているという。
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