三菱商事と東京電力、カタールのガス火力発電・造水プロジェクトへ参画

2015年5月25日 16:22

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プロジェクトの構成(三菱商事の発表資料より)

プロジェクトの構成(三菱商事の発表資料より)[写真拡大]

  • プロジェクトの位置図(三菱商事の発表資料より)

 三菱商事と東京電力は25日、カタール電力・水公社(KAHRAMAA)が昨年5月に実施した国際入札を落札したと発表した。共同出資会社K1 Energy(出資比率:三菱商事98.5%、東京電力1.5%)とKAHRAMAAとの間で25年間にわたる長期売電・水契約を締結したという。

 K1 Energyは今後、カタール発電造水会社(QEWC)、カタール国営石油会社(QP)ならびにカタール財団(QF)と共同で事業会社(Umm Al Houl Power)を設立し、KAHRAMAAと正式契約を締結する。出資比率は、K1 Energy:30%、QEWC:60%、QP:5%、QF:5%、となる。

 事業会社は、カタールの首都ドーハから20km南の地点に、240万kWの天然ガス火力発電所と59万m3/日の海水淡水化設備を建設、保有し、25年にわたって運転する。2017年からKAHRAMAAに電力・水の供給を開始する予定。

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