リコー、柔軟性と高出力を両立する「発電ゴム」

2015年5月18日 14:27

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 リコーは18日、圧力や振動により高い発電性能を発揮する新しい柔軟材料「発電ゴム」の開発に成功したと発表した。
 
 従来の代表的な圧電材料であるセラミックスは機器設備の圧力・振動センサーなどの電子部品として普及しているが、壊れやすい、鉛を含む、重いなどの課題が残っている。これに対し、「発電ゴム」は従来の課題を解決した上、数百万回の繰り返し負荷試験でも性能劣化がないという耐久性も示したという。
 
 一方、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)に代表される高分子樹脂は、柔軟性を特徴としているが、出力できる電力は微量である。「発電ゴム」は、セラミックス並みの発電性能をもちながら高分子樹脂にも劣らない柔軟性ももっており、小さな圧力にも反応する感度と、大きな圧力への耐久性も備えている。
 
 さらに、柔軟であることから加工しやすいことから、高い生産性が望めるという。

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