独身社会人の52%、友だち付き合いが「充実していない」

2015年5月17日 20:14

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記事提供元:エコノミックニュース

社会人になると、学生時代とは人間関係が大きく変わる。友だち付き合いひとつをとっても、仕事上の関係では、なかなか学生の頃のように打ち解けにくい面もあるだろう。そんな実態を反映してか、オウチーノ総研が、働く20~39歳の独身男女661人を対象に、「社会人になってから『友だち付き合い』は充実していますか?」と聞いたところ、「あまり充実していない」と「全く充実していない」を合わせて、社会人の52%が「友だち付き合い」は充実していないと回答した(調査実施期間は2015 年4月10日~4月11日、方法はウェブアンケート)。

 社会人になってからの友だち付き合いについて、「非常に充実している」は12.6%、「まぁまぁ充実している」は35.4%、「あまり充実していない」が31%、「全く充実していない」が21%だった。「充実していない」と回答した人に、その理由を自由に答えてもらったところ、「学生時代に比べたら、友人と会う時間も回数も減った」(31歳女性)や、「ほとんど会わなくなった」(25歳男性)など、「学生時代の友人と会わなくなった」という声が最も多かった。

 また、「仕事が忙しい」、「友だちと休みが合わない」なども多く挙げられた。心置きなく話せる昔の友人と会う頻度が減ったため、友だち付き合いが「充実していない」と感じる人が多いようだ。

次に、「社会人になってからできた友だちはいますか?」と聞いたところ、社会人になってからできた友人が「いる」人は75%、「いない」人は25%だった。多くの人は、社会人になってからも何かしらのきっかけで友だちを作っている。最も多かったきっかけは「勤め先が同じ」で48.9%、次いで「趣味を通じて」27.2%、「仕事関係で」16.5%、「友だち・ 恋人・家族の紹介で」15.1%、「イベントに参加して」9.2%、「習い事を通じて」と「SNS を通じて」が各7.7%だった。

 働く独身男女の2人に1人は、職場で友だちを作っている。職場以外でも、趣味を通じた出会いや友人の紹介など、様々なきっかけで友人の輪を広げる人が多いようだ。しかし、冒頭では独身社会人の半数以上が「友だち付き合いは充実していない」と答えている。その「ねじれ」もまた興味深い。やはり、学生時代の友人ほどには、心を開けないということか。(編集担当:北条かや)

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