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富士通研究所、費用対効果算出でシステムの運用自動化
富士通研究所は15日、作業を自動化する際に費用対効果を短時間で算出できる技術を業界で初めて開発したと発表した。
運用自動化では、個々の操作を自動化するためのツールを開発し、その制御のためのワークフローを作成する。従来の方法では運用手順書の操作に関する記述から自動化ツールの開発工数を見積っていたが、今回の新技術では約1,300パターンの操作記述からなる種別判定ルールによりツール数を推定し、内容に応じた開発工数の見込み値を適用することで高精度に見積る技術を開発した。
また、サブルーチン化できる部分を自動で抽出し、ワークフローの長さを推定することで開発工数を見積る技術も併せて開発した。これらにより、自動化候補となる運用作業が1,000以上あるシステム運用において、従来人手で1か月以上要していた開発工数の概算見積りが5日程度で完了するという。さらに工数見積り精度を向上させ、15年度中の実用化を目指すという。
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