Googleが開発中の自動運転車、6年間で計11回事故にあっていた

2015年5月13日 17:31

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記事提供元:スラド

maia 曰く、 Googleが開発中の自動運転自動車はすでに公道でのテストが行われているが、開発スタートからの6年間、公道で合計11回の軽微な事故に遭遇してきたという(GIGAZINEITmedia)。

 ただし、Googleによると事故はすべて「もらい事故」で、自動運転車側に責任はなかったという。これはAP通信が、自動運転車が昨年9月から今までに3件の軽微な事故に遭っていたと報じたこと(毎日新聞)を受けてGoogleが明らかにしたもの。

 Googleによると、自動運転車の総走行距離は約270万km、自動運転モード走行は160万kmという。アメリカでは軽微な事故は当局に報告されない事が多いらしく、人間が運転する車との比較が難しそうだ。

 11件の事故のうち、8件は一般道で発生。7件は後続の車に後ろから追突される、いわゆる「おかま事故」で、また横からの接触事故もあったそうだ。追突事故の多くが交差点の信号付近で起きたが、高速道路での事故もあったという。

 Googleの担当者によると「追突事故については、前の車が事故を避けるのはほとんど不可能」とした上で、「自動運転車が起こした事故は1件もなかった」と強調している。とはいえ、Googleは自動運転車の記録をすべて公開しているわけではないため、外部の批評家などからは透明性が欠如しているとの批判もあるという(The NewYork Times朝日新聞Slashdot)。

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