エンタープライズ向けのSSDは通電しないと一週間でデータが消える可能性がある

2015年5月13日 17:32

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 エンタープライズ向けのSSDは温度条件によっては一週間ほど通電しないとデータが失われる可能性もあるという。JEDECの議長であるシーゲートのAlvin Cox氏のプレゼンテーションによると、コンシューマ向けSSDでは室温30~40℃の環境で、電源がOFFの状態でも1年間のデータ保持が必要条件とされている。しかし、エンタープラズモデルの場合、同じ温度環境で電源をOFFにした環境の場合、3か月分のデータ保持しか必要条件となっていないという。プレゼンによると40℃以上の環境では1週間程度でデータが消えることもあるようだ(IBTJEDEC[PDF]heise onlinePCGames HardwareSlashdot)。

 たとえば法務案件で業務用のPCが没収されたりした場合、調査期間中にデータが失われる可能性があるという。SSDは長期のデータ保存用として使ってはならず、定期的にHDDなどにデータをバックアップしておくべきだとしている。

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