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英政府、Windows XPからの移行が進まない一方でMicrosoftとのカスタムサポート契約は延長せず
英国政府は昨年4月、Windows XPなどのカスタムサポート契約をMicrosoftと結んだが、4月14日で契約期間が終了。現在も英政府機関では数多くのWindows XPパソコンが使われているとみられるにもかかわらず、契約の延長は行われなかったそうだ(V3.co.ukの記事、本家/.)。
このカスタムサポート契約は2014年4月8日でサポート期間が終了したWindows XP SP3/Office 2003 SP3/Exchange Server 2003 SP2を対象とし、「緊急」および「重要」とされるセキュリティー更新プログラムを利用できるというもの。契約を担当した英政府機関のCrown Commercial Service(CCS)では当初から契約の延長は計画していないと説明しており、カスタムサポート終了は予定通りともいえる。しかし、3万5千台のWindows XPパソコンが稼働しているロンドン警視庁など、政府機関ではWindows XPからの移行がなかなか進んでいないようだ。
Microsoftでは英政府とのカスタムサポート契約が終了したことを認めたうえで、個別の政府機関が延長サポートを購入することも可能だとしている。実際にロンドン警視庁では12か月間のカスタムサポート契約継続について、Microsoftと交渉しているとのことだ。 スラッシュドットのコメントを読む | セキュリティセクション | 英国 | セキュリティ | マイクロソフト | Windows | 政府 | お金
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