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中途面接で“うまく答えられなかった”質問1位は「退職理由」
中途採用面接を受けた人がうまく答えられなかった質問は「退職理由」「“何か質問はありますか”」「志望理由」の3つであることが株式会社エン・ジャパン株式会社の調べで分かった。
中途採用面接経験者に、「何社くらいの面接を受けたことがありますか」と質問したところ、「10社以上(26.5%)」が最多となった。2位以降は、「5~9社(25.2%)」「4社(9.2%)」「2社(13.9%)」「4社(13.0%)」「1社(12.3%)」となった。5社以上が51%を占めるが、一方で1ないし2社という小数派も多いようだ。
「面接で聞かれたことがある質問」は、1位は「前職(現職)の仕事内容(83%)」。2位は「志望理由(82%)」、そして3位は「退職理由(77%)」となった。4位以降では、「入社可能時期(62%)」。定番ともいえる「何か質問はありますか?(53%)」という問いも過半数を超えた。ほかにも、「長所や短所(49%)」「仕事上での実績・成功体験(44%)」が聞かれた。
これらのなかで、うまく回答「できなかった」質問が何かを尋ねると、1位は「退職理由(23%)」。2位は「何か質問はありますか?(21%)」3位は「志望理由(19%)」となった。それ以外では、「今後のキャリアプラン(13%)」「長所や短所(13%)」「入社後にやってみたい仕事(10%)」「希望年収(8%)」などが挙げられた。
面接でのトラブルや失敗経験について尋ねたところ、最多は「特にない(42%)」。二位以降は、「会場までの道に迷った(30%)」「質問や確認したかったことを聞きわすれた(24%)」「約束の時間に遅れた(9%)」「履歴書の不備(誤字・記入漏れ・写真の張り忘れなど)(8%)」「履歴書・職務経歴書などの提出資料が折れ曲がった(6%)」「職務系8歴所に不備(誤字・記入漏れなど)があった(3%)」「筆記用具を忘れメモが取れなかった(3%)」「遅刻や欠席連絡ができなかった(電話番号の確認漏れ)(2%)」「日時を間違えた(2%)」となった。
うまく答えられなかった質問はいずれも定型ともいうべき質問で目新しくはない。それでも答えに窮してしまうくらい、退職事由等は上手な説明が難しい質問のようだ。調査対象は転職希望者2,629名。(編集担当:堺不二子)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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