アドビ、月額980円の「フォトグラフィプラン」を刷新―顔認識やパノラマ合成など加工機能を拡充

2015年4月23日 12:14

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アドビシステムズは、画像編集サービス「Adobe Creative Cloudフォトグラフィプラン」をメジャーアップグレードした。写真は、同サービスの紹介Webサイト。

アドビシステムズは、画像編集サービス「Adobe Creative Cloudフォトグラフィプラン」をメジャーアップグレードした。写真は、同サービスの紹介Webサイト。[写真拡大]

 アドビシステムズは21日、画像編集サービス「Adobe Creative Cloudフォトグラフィプラン」のメジャーアップグレードとして、多数の新機能を加えた「Adobe Photoshop Lightroom CC」の提供を開始した。「Adobe Photoshop」や関連サービスと合わせて月額980円で利用できる。また、「Adobe Illustrator」などが統合されたセット「コンプリートプラン」を月額4980円で提供する。

 今回アップグレードされたCreative Cloudフォトグラフィプランでは、iPad、iPhone、Androidスマホなどモバイル端末用の「Lightroom mobile」とPC上の「Lightroom CC」が自動的に同期されるため、デバイスを選ばず写真の閲覧や編集が行える。

 加工機能の拡充としては、異なる露出設定で撮影された複数の写真を一枚のハイダイナミックレンジ(HDR)のRAW画像に変換する「HDRマージ」、複数の写真を結合してパノラマ写真のRAW画像を作成する「パノラママージ」、家族や友人の写真を素早く検出し分類する「顔認識」、静止画、ビデオおよび音楽と、パンやズームなどのエフェクトを使用してスライドショーを作成する「スライドショー」などの機能に加え、GPU対応により加工スピードが最高10倍速くなった。

 対応OSはWindows 7/8/8.1、Mac OS X 10.8/10.9/10.10。パッケージ版「Adobe Photoshop Lightroom 6」は4月28日発売。希望小売価格(税別)は1万6000円。ただしパッケージ版はLightroom mobileとの同期などクラウド関連機能は利用できない。(記事:町田光・記事一覧を見る

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