MITメディアラボ、ビットコイン研究・標準化の中枢となるべく新組織を立ち上げ

2015年4月20日 16:39

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 MITメディアラボが「ビットコインなどのデジタル通貨はこれからの10年において、人々の生活に大きな影響を与えようとしている」として、Digital Currency Initiative(DCI)なる組織を立ち上げた(BTCNewsJoiことMITメディアラボ所長・伊藤穰一氏のブログDCI立ち上げについての声明)。

 もともとMITは学生にビットコインを配布したり、ビットコインアプリのコンテストを開催したりとビットコインに積極的であることで知られており、伊藤氏も「Bitcoin とインターネットの類似点と相違点」というコラムに見られるように、その可能性に注目していた。

 いっぽうで先日「BitCoin財団は破綻状態?」という話題もあったように、本来ビットコインの普及・啓蒙を担うべきBitcoin Foundationでは内部のトラブルが勃発し、悪影響も懸念されていた。

 今回のMITメディアラボの取り組みは自らその懸念を払拭しようというもので、政府や民間部門、NPOも巻き込んで幅広い研究を展開、標準化の支援にも取り組むとのこと。BTCNewsの記事によればBitcoin Foundationの買収までも検討されているそうで、今後の具体的な活動内容が注目される。仮想通貨のイメージが変わるきっかけとなるだろうか。

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