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将棋電王戦FINAL第5局は21手でAWAKEが投了、団体戦は3勝2敗でプロ棋士側が勝ち越す結果に
11日に東京の将棋会館で行われた将棋電王戦FINAL 第5局は、AWAKEが21手で投了。団体戦はプロ棋士側が3勝2敗と初めて勝ち越す結果となった(マイナビニュースの記事、週アスPLUSの記事、朝日新聞デジタルの記事、NHKニュースの記事)。
先手の阿久津主税八段は、角交換四間飛車から自陣に角を打たせる特殊な作戦に出る。AWAKEは2月に開催されたアマチュアと対局するイベント「電王AWAKEに勝てたら100万円!」で同様の局面に誘導されて敗戦しており、開発者の巨瀬亮一氏は同じ形に進んだら投了すると決めていたという。開始49分後の10時49分、AWAKEの△2八角に続き、阿久津八段が▲1六香としたところで巨瀬氏が投了を告げたとのこと。
ソフトを貸し出されて3~4日でAWAKEの弱点に気付いたという阿久津八段は、「普段やらない形なので葛藤もありましたが、一番勝ちやすい形を選ぼうと思いました」と、対局後のインタビューで語ったという。一方、巨瀬氏は「最初から勝ちにはそれほどこだわっていなかった」「プロは指してこない可能性もあると思った」などと語ったとのこと。 スラッシュドットのコメントを読む | ITセクション | ソフトウェア | 人工知能 | バグ | ゲーム | IT
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