Web検索を使うと「自分は賢い」と錯覚する?

2015年4月3日 17:36

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 ネットで情報検索をしている人はそうでない人と比較して「自分は賢い」と感じてしまう、という研究結果が明らかになった(ITmediaAPAのプレスリリース)。

 実験では、まずある被験者グループに対し4つの質問を与え、ネットを使ってその解答と、その解答を得るために参照したサイトを提示してもらった。次に、それとは別の被験者グループに対し、先の被験者グループが提示したサイトのテキストを抜き出したものを与え、ネットを使わずにその情報だけから同じ質問に回答してもらったという。その後、最初に与えた質問とは異なる質問を両グループに提示し、その質問に対し解答してもらうとともに、それに関する自己評価を出してもらったとのこと。その結果、前者のグループのほうが自己評価が高く、「より豊富な知識を持っている」と考える傾向が見られたという。

 これらから、ネットを使って情報を検索することで人間は「自分はより賢い」と錯覚してしまう傾向があると結論付けられている。

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