寄生生物が宿主の行動や性格をゆがめている

2015年4月2日 06:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 寄生生物「トキソプラズマ」はあらゆる恒温動物の脳に寄生し、宿主の行動をねじ曲げたり健康に害を及ぼすという(GIGAZINE)。

 例えばトキソプラズマがネズミに寄生すると、「ネコに対する恐怖心」を感じなくさせてしまうという。また、世界中でトキソプラズマに寄生されている人間はなんと30億人も存在するとのこと。

 ほとんどの人の場合、トキソプラズマに寄生されても何の症状も現れないが、最近の研究ではトキソプラズマは恒温動物の脳内の分子構造を改造していることが明らかになっているという。研究者の中にはトキソプラズマが人間の健康状態や性格をゆがめる作用を持っている、と提唱する人も現れているとしている。

 いっぽう、猫の寄生虫が人間を元気にする?という話もある。とはいえ、トキソプラズマが人間に与える影響については正確には判断できていないようだ。

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