サイバーエージェントとテレビ朝日、スマホ向け動画配信で新会社2社設立

2015年4月1日 10:13

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サイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資で設立する新会社2社のサービス概念を示す図(サイバーエージェントの発表資料より)

サイバーエージェントとテレビ朝日が共同出資で設立する新会社2社のサービス概念を示す図(サイバーエージェントの発表資料より)[写真拡大]

 サイバーエージェントとテレビ朝日は、共同出資による動画配信事業会社とニュースチャンネル事業会社の設立について合意したと発表した。設立する2つの新会社は、サイバーエージェントの連結子会社となる。

 新会社設立の目的は、サイバーエージェントのスマートフォンサービスの開発力および運用力と、テレビ朝日が持つ映像コンテンツの制作・放送実績など、両社グループが有する経営資源を活用した動画配信サービスの開発・運営を行い、新しい成長分野としてのエンターテインメント事業を強化するためという。

 新たに動画配信サービス事業を開始することは、サイバーエージェントにとっては、Ameba 事業、インターネット広告事業、ゲーム事業の既存事業に加え、さらなる第4の柱を創ることに貢献する。

 新会社設立2社の中の1社は、スマートデバイス向けネイティブアプリとして、さまざまなジャンルの専門チャンネルを有するサブスクリプション型(定額制)動画配信プラットフォーム「Abema」の開発・運営を行う。あらゆるジャンルのコンテンツプロバイダや、地上波・CS放送局などとの提携を通じて、多チャンネルを有する動画配信プラットフォーム事業を展開する。社名は「株式会社AbemaTV(アベマティーヴィー)」。

 もう1社は、動画配信プラットフォーム「Abema」上で展開するチャンネル第1弾として、ニュース専門チャンネルを運営する会社で、社名は現時点で未定。設立は、2社とも4月中の予定。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る

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