聴覚障がい児童向けに声を文字にして電子黒板やタブレットに―NTTソフトウェア

2015年3月25日 09:57

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横須賀市立ろう学校の実証研究で、こえみるを使って授業を行っている様子(NTTソフトウェアの発表資料より)

横須賀市立ろう学校の実証研究で、こえみるを使って授業を行っている様子(NTTソフトウェアの発表資料より)[写真拡大]

 NTTソフトウェアは4月1日から、聴覚障がいのある児童生徒の授業を支援する「こえみる」を販売する。

 「こえみる」は、聴覚障がいのある児童生徒への情報提供を目的に、教師が話した言葉を高度な音声認識技術を用いてテキストに変換し、電子黒板やタブレット端末にリアルタイムに表示するシステム。

 従来、手話では難しかった言葉でも伝えやすいだけでなく、教師が話す言葉の電子化・保存により、パソコン・スマートフォンなどから授業を振り返ることができる。特別支援学校の授業で実証研究を行い、実用化に向けて教育者側の要望を反映したかたちに改良した。今後、全国の聴覚障がいのある児童生徒に対する授業を行っている特別支援学校への導入を推進していく。

 価格は1教室が1万2,500円/月(税別)で、クラウド環境を使わず自社にサーバを設置するSI型も提供している。その場合は「音声認識サーバ」と「管理・閲覧サーバ」が必要。

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