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身体に不調を感じた場合、「まずはインターネットで検索」する6割
しばしば、日常において「体調が悪いけれど、病院にいくほどではない」という状態を経験する。その際の行動としてもっとも多いものが、インターネットを使った対応であることが明らかになった。なかでもネットのQ&Aサイトを利用する人は多く、専門家の意見よりは自分と同じ境遇の人の実体験を聞きたいと考える傾向にあるようだ。以下NTTレゾナント株式会社の調査。
「体に不調を感じた時の行動」として、もっとも多かったのが「インターネットで検索する(59.6%)」。ついで、「家族に相談する(53.5%)」。以下「病院に行く(39.8%)」「友人に相談する(19.8%)」「ドラッグストアに行く(16.0%)」「本を読んで解決する(10.0%)」「インターネットのQ&Aサイトで相談する(9.3%)」「インターネットの掲示板で相談する(6.9%)」「恋人に相談する(6.9%)」となった。1位はもちろんのこと、回答の多くがインターネットがらみの行動である。
「病気の悩みの解決に、Q&Aサービスを利用したことがあるか」という問いに対し、「ある」と答えた人は41%。一方、「利用したことはない」は59%となった。
Q&Aサービスを利用する理由について尋ねたところ、もっとも多かったのが「同じ病気を患った人の解決方法を知りたいから(62.9%)」。ついで「時間的にいつでも質問できるから(44.3%)」。以下「匿名で質問できるから(40.2%)」「同じ悩みを掛ける人と悩みを共有したいから(37.6%)」「人間関係の煩わしさがなく手軽に質問できるから(37.5%)」「セカンドオピニオンとしていろいろな人の意見を聞きたいから(31.0%)」「相談できる相手がいないから(10.4%)」「病院の先生や看護師の話が信じられないから(8.4%)」となった。専門家の知識よりも、同じ境遇の人の実体験を聞きたいと考えている人が多い。
Q&Aサイトを利用する際に、病気関連のカテゴリで重視する項目について尋ねたところ、もっとも多かったのが「自分にあった情報がある(55.8%)」。ついで「情報に信憑性がある(55.0%)」。以下「質問にちゃんとした内容の回答が来る(37.1%)」「回答数が多い(32.0%)」「すぐ回答が来る(30.0%)」となった。
「ネットは口コミの文化」と言われるように、医療情報についても専門家の元へ足を運ぶよりは、同じ境遇の人の意見を聞きたい傾向があるようだ。しかしながら、同時に信ぴょう性を求めている声も多く聞かれ、ある意味で矛盾ともいえる結果となった。(編集担当:堺不二子)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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