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モラハラ被害者の5割が「夫(もしくは妻)は決して反省しない人間である」と回答
モラル・ハラスメントとは、精神的な暴力、嫌がらせのことをいい現在ではDVの一つ。被害者は「相手を怒らせているのは自分がいたらないからだ」等自分を責めることが多くなるとされている。
「結婚生活におけるモラル・ハラスメントの実態」調査が、日本法規情報株式会社によって行われた。
「結婚生活において相手の言動を自分の責任と思い込み、自分を責めたことがあるか」の問いに対し、「何故、私は夫(もしくは妻)を怒らせてしまうのだろうと思ったことがある」と回答した人は52%。一方、「何故、私は夫(もしくは妻)を怒らせてしまうのだろうと思ったことはない」と回答した人は28%にとどまった。また「モラル・ハラスメントを理解出来ずどちらともいえない」と回答した人も20%いた。
モラル・ハラスメントの加害者の特徴のひとつとして、「決して反省しない」という特徴があると言われている。そこで「結婚生活におけるパートナーの特徴」について、自分を悪いと責めてしまうという方々を対象に行った。「結婚生活におけるパートナーの特徴」について「夫(もしくは妻)は決して反省しない人間である」と回答した人は全体の47%に。次いで「夫(もしくは妻)は常に自分を責めるが、その後反省をする人間である」と回答した人は21%、「夫(もしくは妻)はたまに反省をする人間である」と回答した人が20%となった。
もうひとつの特徴として、モラル・ハラスメント加害者は一般に「外面がいい」と言われている。「結婚生活において経験したことがある行為」について最も多かったのが、『「外面」がよく「良い旦那さん(奥さん)ですね」と言われるが、家庭での態度が全く違う』という回答で、28%に。続いて『夫(もしくは妻)は自分の機嫌の良し悪しで態度が変わる』が20%、『夫(もしくは妻)は機嫌が悪い時には、話しかけても無視する』が18%、『夫(もしくは妻)は不規則な自分の生活のペースに合わせた行動を強いる』が15%、『夫(もしくは妻)は些細なことで怒鳴ったりする』が11%、『夫(もしくは妻)は自分が病気の時に対して冷淡な態度をとる』が7%、『夫(もしくは妻)は性生活の強要する』が1%となった。
モラハラは無自覚に行われていることも多く、被害者加害者ともに認識がしにくいDVのひとつ。明らかな肉体的暴力があるわけでなく、個人の受け止め方によって印象が異なるため客観的なDV認定が難しいとも言われている。(編集担当:堺不二子)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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