国立循環器病研究センターなど「健康生活認証」事業、7月スタート

2015年3月17日 15:52

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「健康生活認証」マーク。時計をモチーフとした円形の中に人間の姿を置いた (博報堂の発表資料より)

「健康生活認証」マーク。時計をモチーフとした円形の中に人間の姿を置いた (博報堂の発表資料より)[写真拡大]

 博報堂と独立行政法人国立循環器病研究センターは17日、「生活習慣病リスクを低減する生活に資する食事・食品」を対象とした「健康生活認証」事業をスタートすると発表した。

 この事業は、健康寿命の延伸のための循環器疾患を中心とした生活習慣病リスクを減らす新しい生活習慣の創造が目標。まずは食事・食品の領域で「健康生活認証」事業をスタートする。国立循環器病研究センターの医学的知見にもとづいて制定した認証基準を公開し、食関連の事業者から申請を受け付ける。国立循環器病研究センター内に設置する審査委員会で申請内容を審査し、合格した商品に対して、「健康生活認証」マークの使用許諾を有償で与える。

 事業者との認証使用許諾契約は1年単位で、認証対象は「商品」単位とするが、「シリーズ」を可とする。7月から2016年12月までを実証事業期間として設定し事業性を検証した上で、その後事業拡大する予定だ。国立循環器病研究センターは審査委員会の運営を担い、博報堂は事業者への営業活動、認証事業事務局、広報活動全般を担当する。

 また、健康生活認証に関するサイトhttp://kenkatsu.jp/PDFを3月17日より開設する。このサイトの役割・目的は食認証の応募・受付機能(対企業)と正しい食習慣の啓蒙(対生活者)になる。内容は応募基準、認証をもらうまでのステップやQ&A、認証をとった企業や商品の紹介などの展開や食生活チェックシート、食認証にまつわるPR活動報告などの展開を予定している。

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