DNP、タブレットで多言語の情報案内ができるサービス 遠隔オペレーターを呼び出し

2015年2月25日 14:55

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大日本印刷は、オリジナルタブレット端末を活用して多言語の会話と筆談で情報案内できるサービスを提供する(写真:同社発表資料より)

大日本印刷は、オリジナルタブレット端末を活用して多言語の会話と筆談で情報案内できるサービスを提供する(写真:同社発表資料より)[写真拡大]

 大日本印刷(DNP)は25日、同社オリジナルタブレット端末を活用して、お互いの顔が見える対面型で、多言語の会話と筆談で情報案内できるサービスの提供を開始したと発表した。

 新サービスは、DNPオリジナルタブレット端末と、5つの言語に対応する通訳オペレ-ターがいるコールセンターをインターネットのWeb会議システムを利用して繋ぎ、外国人の問い合わせに対して受付窓口担当者がタブレット端末を操作し、オペレ-ターが画面上で両者の話を通訳しながら対面で案内する。

 英語・中国語・韓国語・ポルトガル語・スペイン語の5言語に対応しており、日本語の手話にも対応できるという。コールセンターは、1日24時間、年間365日、いつでも対応することが可能である。(オプション対応)また、DNPオリジナルタブレット端末以外のスマートフォンやパソコンなどでも利用できる。さらに、3者通話機能を利用して、電話通訳のみの対応も可能だ。

 オリジナルタブレット端末は、色補正・調整、コントラスト調整、ブルーライト調整の3つの機能を有するカラーマネジメント用LSI「IROMIエンジン」を搭載した法人向けの端末で、10.1型と8型の2機種がある。

 初期導入費用は28万円~(税抜)、月額利用料17万円~(税抜)(1言語対応の場合)。DNPは、公共施設、観光施設、金融、流通、メーカーショールームなどへ同サービスを提供し、2020年度までに累計で20億円の売上を目指す方針だ。

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