関連記事
ジャパンディスプレイ、ウェアラブルデバイス向けの低消費電力カラー液晶を発売
ジャパンディスプレイが3月にサンプル出荷を開始する、腕時計型ウエアラブルデバイス向け反射型カラー液晶モジュール(写真:同社発表資料より)[写真拡大]
ジャパンディスプレイは19日、腕時計型ウエアラブルデバイス向けに、反射型カラー液晶モジュールを標準ラインナップすると発表した。
今回、ラインナップされる反射型液晶モジュールの消費電力は、一般的な透過型液晶モジュールの消費電力の0.5%以下という低消費電力を実現している。サンプル出荷は3月から、標準品の販売は7月から開始される。サンプルの画面サイズ(画素数)は、丸型3.4cm(320×300)である。
近年、スマートフォンなどと連携してネットワークに接続できるウエアラブルデバイスが普及期を迎え、時計、スケジュール管理、メール送受信、ナビゲーション、スポーツや健康管理などに新たな用途が広がっている。これらのウエアラブルデバイスには、バッテリーの持ち時間を伸ばすための消費電力の削減が、長時間身に着けて使用するために重要な課題となっている。
今回発表された反射型液晶モジュールは、透過型液晶モジュールで約8割の電力を消費するバックライトが不要である。さらに新製品は、画素ごとに配置されたメモリに画像データの保持を可能にし、駆動電力が大幅に削減され、バッテリー持ち時間を改善している。また、光学設計を最適化した反射型液晶技術によって、高画質と明るい外光のもとでも高い視認性を実現している。(記事:阪木朱玲・記事一覧を見る)
スポンサードリンク