ブレインパッドとアトラエ、人工知能を活用した採用サービス 企業が求める人材を自動収集

2015年2月20日 12:39

印刷

TalentBaseの事前登録ページ(ブレインパッドの発表資料より)

TalentBaseの事前登録ページ(ブレインパッドの発表資料より)[写真拡大]

  • TalentBaseのプロフィールページ(ブレインパッドの発表資料より)

 ブレインパッドとアトラエは19日、人工知能とビッグデータ解析を活用したタレントマイニングサービス「TalentBase(タレントベース)」(http://job-share.net/talentbase/)の事前登録を開始したと発表した。約500万人のソーシャルデータ(2015年2月現在)を活用し、人工知能によって企業が求めるタレントのプールを自動で生成・管理する採用サービスである。サービスの正式リリースは、3月上旬を予定している。

 TalentBaseは、アトラエが運営する「ソーシャルリクルーティングサービス JobShare(ジョブシェア)」を拡張・リニューアルした新しい採用サービスである。現在のJobShareの機能は、TalentBaseにおいても活用できる。

 人材を採用したい企業は、TalentBaseが自動的に収集した各社専用のタレントプールを利用し、タレントプール内の人材に対する継続したコミュニケーションとその管理を容易に実現することができる。

 また、TalentBaseは、ソーシャルメディア上に点在する人脈・アクション・プロフィールなど人材に関する膨大なデータを収集・解析することによって、その人がどのような職種に就いているか、どのような志向性を有する人材なのかを推測する。さらに、従来の経歴書では測りきれなかった、その人の能力や技術力を類推したスコアも算出できるため、企業が求める人材を効率的に見つけることができるという強みがあるという。

 個人として登録する場合は、サービスにFacebookのアカウントを利用してログインするだけで、自分や友達のソーシャルデータの解析結果を閲覧することができ、自分でも気づかないような人脈やキャリアの可能性に気づくことができる。また独自の解析技術により、能力や志向性なども予測するため、市場の中で自分がどのような位置にいるのかなどを客観的に知ることができる。

関連記事