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近鉄エクスプレス、シンガポールの物流会社APLLを買収 国際輸送を強化
近鉄エクスプレスは、シンガポールの物流会社APL Logisticsを買収する。写真は、APL社のWebサイト。[写真拡大]
近鉄エクスプレスは17日、シンガポールの海運会社Neptune Orient Lines Ltd.の100%出資子会社、APL Logistics Ltd(APLL)の全株式を取得すると発表した。APLLをグループに加えることで、取扱品目と展開する地域の両面で同社グループの国際輸送サービスを補完することが見込まれるほか、APLLのサービスと同社グループの航空・海上輸送サービスを組み合わせることで新たな価値を創造できるという。
近鉄エクスプレスグループは、グローバル市場で欧米競合他社と対等に戦える経営基盤を構築することを経営課題として捉え、中期経営計画(2013年度~2015年度、3カ年)でその実現に向けて取り組んでいる。
APLL社は、北米・アジアを中心にグローバルに事業展開をしており、自動車産業・リテール産業等の企業に対するロジスティクス・サービスやそれに付随する付加価値の高い各種サービスに強みを持つ物流企業である。
今後同社グループは、APLL社と一体となって早期に相乗効果を発現することにより、グローバル市場で欧米競合他社と対等に戦える経営基盤の構築を目指すとしている。
APLL社の資本金の額は近鉄エクスプレスの資本金の額の10/100を超えるため、株式取得後にAPLL社は近鉄エクスプレスの特定子会社に該当する見込みである。
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