NEC、ドコモにLTE-Advanced対応「高密度基地局装置」の商用機を納入

2015年2月5日 17:31

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NECがNTTドコモ向けに納入する、次世代高速通信の「LTE-Advanced」方式に対応した「高密度基地局装置」(写真:NECの発表資料より)

NECがNTTドコモ向けに納入する、次世代高速通信の「LTE-Advanced」方式に対応した「高密度基地局装置」(写真:NECの発表資料より)[写真拡大]

 日本電気(NEC)は5日、NTTドコモ向けに、次世代高速通信の「LTE-Advanced」方式に対応した「高密度基地局装置」の商用機の納入を開始したと発表した。

 本装置は、今年春にドコモがサービス開始を予定している「LTE-Advanced」によるサービスに対応したもので、異なる周波数帯のデータを束ねるキャリアアグリゲーション技術に対応し、下り最大225Mbpsの通信速度を実現するという。

 また、駅や大規模商業施設など、人が密集する場所に設置されるスモールセルに最適化した「光張り出し無線装置」と組み合わせることが可能で、ドコモが現在開発中の規格である「高度化C-RANアーキテクチャ」に対応する。これにより、人が密集する場所でも高速で安定した通信が実現できるとしている。(記事:松本 茂樹・記事一覧を見る

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