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最も働きたい企業の1位は「キリンHD」
「どんな会社で働くか?」が重要なのではなく、「その会社で自分がどう働くか?」が重要なのだという考え方がある。もちろんこれも1つの考え方であるだろうし、「自分に合わない」という理由で入社して間もなく会社を辞めてしまう若者などをみると、「中年親父のおせっかい」とわかっていながらもついつい、「『どこかに自分にぴったり合う会社があるはず』というのは一種の幻想であり、現実には『自分が合わせることのできる会社』あるだけだ」などと思ってしまう。
しかし「どんな会社で働くか?」よりも「その会社で自分がどう働くか?」が重要であったとしても、入社する段階で「この会社で働きたい」「この会社でなら、自分の力が発揮できるはず」という思いを持っているかどうかで、その後の働き方が変わるものまた事実だろう。それでは、今、どんな会社が人々に「働いてみたい」と思われているのか?総合人材サービス会社のランスタッドが29日、企業の魅力度を国際基準で測る「ランスタッドアワード2015」を都内で開催。それによれば、「最も働きたい企業」に「キリンホールディングス<2503>」が選ばれたことがわかった。
「キリンホールディングス」は去年4位であったが、今回は1位に選出。続いて2位には「サントリーホールディングス」が、3位には「明治ホールディングス<2269>」が、そして4位には「日清食品ホールディングス<2897>が選出された。1位から4位までを食品・飲料メーカーが占める結果となった。
そのほか、電機業界では「パナソニック<6752>」が初めて業界1位、総合で5位に選出され、また「富士フイルムホールディングス<4901>」が初めてトップ10入りして6位に、「JR東海<9022>」が去年の61位から13位に、そして「NEC<6701>」が去年の39位から20位にそれぞれ順位を上げた。
こうして多くの人から「働いてみたい」と思われる会社が、必ずしも「自分に合う会社」であるかどうかはわからないが、しかし1つの判断基準となることは確かだろう。多くの人をこうして惹きつけているということは、それだけその会社自体に魅力があるということだ。あとはその「魅力」の中で、自分をいかに活かすかが重要となってくる。やはり最後も「中年親父のおせっかい」になってしまうが、「魅力のある会社に就職すること」が働くことの目的ではなく、ましてや執着地点ではない。あくまで、その場で「自分がどう働くか?」が大切なのだ。(編集担当:滝川幸平)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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