富士通、安全運転支援のウェアラブルセンサーを発売 脈波から眠気を検知

2015年1月19日 13:13

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ドライバーの脈波から眠気の傾向を検知し、ドライバーや運行管理者に対し、安全運転を支援する「FEELythm」本体とレシーバー(富士通の発表資料より)

ドライバーの脈波から眠気の傾向を検知し、ドライバーや運行管理者に対し、安全運転を支援する「FEELythm」本体とレシーバー(富士通の発表資料より)[写真拡大]

  • 運行管理システムとの連携イメージ図(富士通の発表資料より)

 富士通は19日、ドライバーの脈波から眠気の傾向を検知し、ドライバーや運行管理者に対し、安全運転を支援するウェアラブルセンサー「FUJITSU Vehicle ICT FEELythm(フジツウ ヴィークル アイシーティー フィーリズム:FEELythm)」を開発し、2015年2月より運輸業向けに販売を開始すると発表した。

 新製品は、富士通研究所が開発した独自のアルゴリズムを採用した。これにより、高精度な眠気検知をおこない、ドライバーに音声または振動で通知する。長距離運行での活用を想定し、5日間の連続使用が可能なバッテリーを搭載している。また、自動キャリブレーションと学習機能により、バイタルデータの個人差などによる精度のばらつきを解消し、より正確に眠気の傾向を検知する。

 さらに、運行管理システムと連携することにより、運行管理者に対しても検知した情報を通知でき、管理者は客観的なデータに基づいた安全管理強化が可能である。

 2015年3月から出荷予定で、販売価格は、システムごとに個別見積で導入費用、保守費用は別途必要となる。今後3年間で7万台の販売を目標としている。

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